配線ダクトは屋内で利用することが多い資材ですが、住宅によっては屋外に設置することもあります。
太陽光発電システム用のケーブルの保護に使ったり、テレビアンテナやインターネット用のケーブル、防犯カメラの配線コードなどもあり、通常は外壁の固定して使うことが一般的です。外壁にも種類がありますが、コンクリートやモルタルの壁であればインパクトドライバーと専用ビスがあれば問題なく固定可能です。
サイディングの外壁はアルミ製や窯業製などが多用されており、こちらは手動式のドライバーでも作業を行うことはできます。配線ダクトを外壁に固定する場合、サイディングの壁は要注意になり、ネジ打ちをした際にできる隙間から雨水が入り込んでしまうという事例もあり、普通にビス止めをする方法では不足してしまいます。必須用具はシーリングがあれば非常に便利に使うことができ、配線ダクトをビス止めした際に、ビスの周囲を全て覆うようにシーリングを施せば浸水の被害を受けてしまうことが無くなります。
用いる配線ダクトの種類による違いもありますが、ダクト本体に隙間が開いている環境では内部が浸水してしまいます。そこで、外壁に打つビスと同様に、全ての隙間をシーリング処理することにより、完全防水を行えます、尚、シーリングの機能性は永遠ではありません。内部のビスに対しては長持ちさせることは可能ですが、ダクト本体の隙間に施工したシーリングは5年から6年程度の間隔で打ち直しをすると完璧です。できるだけ耐久性を長くするには安価なシーリングではなくある程度値段の高いタイプの利用を推奨できます。