メガソーラーには耐候性に優れた結束バンドが必要

天然エネルギーの需要から設置が増えつつあるソーラーシステム、なかでもメガ単位の発電量を得ることが出来るのが「メガソーラー」と言われているものです。

一般家庭の屋根に設置するタイプの約250~500倍もの出力をする分、施設内には多数の配線がはりめぐらされることになります。これらの配線をしっかり固定するために必要になるのが、「結束バンド」です。多くは一度締め付けて装着すると手でほどくことは出来ず、ニッパー等で切るしかありませんが、一部には外せるものもあります。どちらにしても、使用する結束バンドの数が多くなればなるほど、再結束する手間をできるだけ少なくすることが必要で、メガソーラーに使うものには屋外での使用にも強いものが求められます。

というのは、メガソーラーで使用される結束バンドには様々なダメージが及びます。まずは「風雨」、屋外で使用すれば雨風には始終さらされることになります。次に「紫外線」、紫外線による劣化で破断が起こりやすくなります。そして「塩害」も大敵で、寒冷地などで使われる凍結防止剤なども塩害をもたらすことがあります。つまり、DIYなどで室内使用を目的として作られた結束バンドでは不十分で、メガソーラー施設の配線に適したものを選ぶことが重要となるのです。最適とされているのが「ナイロン12」と呼ばれる結束バンドで、屋外でも耐久性に優れ高寿命という特徴があります。サイズも幅広く市場でも多く出回っている製品のため、入手もしやすいでしょう。

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