結束バンドが解けない理由はヘッドとバンド部にある

結束バンドとはケーブルなどを束ねて縛りたい時に使うアイテムです。

単なる細長い棒のようなとてもシンプルな形をしています。ある程度弾力性のある合成樹脂で作られており、普段はまっすぐのままですが簡単に手で丸めることが出来ます。そのため紐で縛るように束ねる物の形状に合わせて縛ることが出来ます。使い方もとてもシンプルで、片一方の先端にある突起物の穴の中にもう片方の先端を差込みます。それだけできっちりと縛ることが出来、解けることがありません。このように簡単な作業で長期に亘ってその状態をキープすることが出来るため屋内だけではなく、屋外でも使用されています。

屋外では紫外線など自然環境による劣化を遅くするために、屋内用とは異なる耐候性のある合成樹脂を使用した結束バンドが用意されています。その他特殊な環境下でも耐え得るタイプのものがあります。ところで結束バンドはとてもシンプルな構造をしていますが各部には名称があります。先端の突起物の部分はヘッドと呼ばれています。反対側の先端はテールです。それらの間の部分はバンド部です。

ヘッドの穴の中には小さなツメのようなものがあります。バンド部には細かい溝がたくさんあります。そのツメはスムーズに差し込めるよう傾きが付けられています。そのため差し込んだものを逆方向に引っ張り出そうとすると、ツメが溝に引っかかり強力にロックがかかります。このようにヘッドやバンド部に解けない仕組みが備わっているため、結束バンドは縛った状態を長い間キープする事が出来ます。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *